ウェスタンブロット法は、タンパク質の機能と局在を研究するために一般的に使用される手法です。通常、タンパク質試料をSDS-PAGEにより電気泳動し、ニトロセルロースやナイロンなどのメンブレンへ転写して、特異抗体でプローブします。再利用が可能なサザンブロットやノーザンブロットといった核酸を用いた手法と異なり、ウェスタンブロットの再利用は難しいと言われてきました。
ウェスタンブロットのストリッピング及びリプロービングを行うメリットは以下のとおりです。
高価な試料や希少な試料を節約できます。
一つのブロットを、サブタイプ特異抗体やアイソフォーム特異抗体など、いくつもの抗体で解析できます。
異常な結果が出た場合には、同じ抗体または異なる抗体を利用して再解析を行い、確実な結果を得ることができます。
不適切な抗体と共にインキュベーションした場合、やり直しができます。
同じブロットを再利用できるので、試薬と時間を節約できます。
セファロース複合体などの抗原と抗体を用いた免疫親和性マトリックスは、抗原抗体反応を低下させずに何度も利用できますが、極度なpHとカオトロピック剤が必要になるため、ウェスタンブロットに適用することはできません。
CHEMICONのRe-Blot Plus Western Blot 高濃度抗体ストリッピング溶液には、固定化タンパク質に大きな影響を与えずに、ウェスタンブロットから素早く効率よく抗体を除去する、独自の溶液が含まれています。
Re-Blot Plus Western Blot 高濃度抗体ストリッピング溶液には以下のような利点があります。
ストリッピング溶液に、刺激臭の強いb-メルカプトエタノールを含有していません。
室温で抗体のストリッピングが可能です。ブロットを加熱する必要はありません。
室温で、ブロットから抗体を15分程度でストリッピングできます。
ブロットは25分後に再利用できます。