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VOC分析用の水




以下の水質汚染物質はVOC分析に悪影響を及ぼすことがあります:

  • 有機物
    サンプルの作成・分析用の水に存在する有機物、特に揮発性有機化合物(VOC)は、高いバックグラウンドの原因となり、場合によっては特異度および感度に影響するため、VOC分析に悪影響を及ぼすことがあります。
  • 塩素
    一部のVOC、特に芳香族化合物は、塩素と反応して分解することがあります。
  • 細菌
    細菌は一部のVOCを分解するとがあるため、取り除く必要があります。細菌はまた、数種類の微小有機物を放出することがあり、これがVOC分析に悪影響を及ぼすことがあります。

ポイント・オブ・ユース活性炭を利用するVOCフリー水の製造

超純水に種々のVOCを約1ppb(1μg/L)の濃度で混入させました。この水を、専用の活性炭カートリッジ(EDS-Pak)を通過させて、各VOC濃度をカートリッジ出口で測定しました。Purge & Trap GC-MSシステムを使用してVOCを分析しました。

その結果を下表に示します:

検査したVOC
混入量(ppb) (*)
定量限界 (ppb) (**)
EDS-Pak取り付け後の濃度 (ppb) (***)
ベンゼン
0.97
0.05
<0.05
ブロモジクロロメタン
1.56
0.05
<0.05
ブロモホルム
1.58
0.50
<0.50
四塩化炭素
1.06
0.05
<0.05
クロロベンゼン
0.94
0.05
<0.05
クロロホルム
1.07
0.05
<0.05
ジブロモクロロメタン
1.01
0.10
<0.10
1,2-ジクロロベンゼン
1.01
0.05
<0.05
1,4-ジクロロベンゼン
1.53
0.05
<0.05
1,2-ジクロロエタン
1.08
0.05
<0.05
1,1-ジクロロエテン
0.87
0.05
<0.05
シス-1,2-ジクロロエテン
0.95
0.05
<0.05
トランス-1,2-ジクロロエテン
1.53
0.05
<0.05
1,2-ジクロロプロパン
0.86
0.05
<0.05
シス-1,3-ジクロロプロペン
0.97
0.04
<0.04
トランス-1,3-ジクロロプロペン
0.91
0.05
<0.05
エチルベンゼン
1.09
0.05
<0.05
テトラクロロエテン
1.44
0.05
<0.05
トルエン
0.96
0.10
<0.10
1,1,1-トリクロロエタン
0.94
0.10
<0.10
1,1,2-トリクロロエタン
0.93
0.05
<0.05
トリクロロエテン
1.02
0.05
<0.05
o-キシレン
0.79
0.05
<0.05
m-キシレン
1.02
0.05
<0.05
p-キシレン
0.94
0.05
<0.05
(*) 混入量=EDS-Pakカートリッジ上流側の供給水中のVOC濃度
(**) GC-MSで測定するVOCの定量限界
(***) VOC-Pak下流側のVOC濃度

結論

VOC分析には超純水を使用する必要があります。純水装置システムの採水口に EDS-Pakカートリッジを使用すると25 °Cで比抵抗値 18.2 MΩ.cmで、TOC[総有機体炭素]5ppb未満の水を製造)、表にリストしたVOCの濃度を分析装置の定量限界未満に抑えることができます。

     
 

参考情報


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