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HEScGRO

ヒト胚性幹細胞研究用の動物由来成分非含有培地

HEScGRO Mediumは市販品としては初めての動物由来成分非含有(ACF)培地であり、ヒト胚性幹細胞培養用としての試験に成功を収めています。血清非含有のready-to-use(前処理の不要な)完全調製済み培地としてご利用になれるhES細胞用培地は他にはありません。HEScGROはライセンス取得済みの各種hES細胞株で大規模の試験がおこなわれており、hES細胞を未分化の状態に維持することが示されています。

ミリポアのhES細胞用培地は、未分化ヒトES細胞の成長および増殖のサポート用に設計されており、ヒト胚性幹細胞培養に必要な特殊な条件を満たすよう特別に調製されています。MEL-1、MEL-2およびH1など、数種のhES細胞株の多能性を維持することが試験により証明されています。この培地は血清非含有、動物由来成分非含有で、すべての化学成分が特定された完全培地です。細胞を多能性の状態に維持するために何も追加する必要はありません。

  • Animal Component Free formulation
  • MEL-1、MEL-2およびH1などのライセンス取得済み細胞で検査済み
  • 複数継代後でも細胞は多能性を維持
  • Complete Mediumはプレろ過済みです:追加は必要ありません
  • 100 mLに小分けし5個ずつ提供します - 便利で保存期間も最大限に活用できます

動物由来成分非含有の調製品

ヒト胚性幹細胞は、治療用として膨大な可能性を秘めており、また発生研究のための便利なシステムとなります。研究と臨床治療法の間のギャップを埋めるために、動物由来成分非含有のモデルシステムが求められています。現在に至るまで、ヒト胚性幹細胞を培養できる方法としては、血清などの動物由来成分を含む培地、動物由来増殖因子および試薬を用いる方法しかありません。FBSなどの動物由来成分は成分内容が特定されておらず、製品間の違いが大きい傾向があり、またhES細胞の分化を促進する因子が含まれている場合もあります。このように構成内容物の特定が難しい動物由来成分には、毒性タンパク質あるいは免疫原が、また動物性病原体が偶然に混入している可能性もあり、免疫学研究や発生学研究に不完全性をもたらすことも考えられます。

検定済みhES細胞株での検査

HEScGRO ACF培地はMEL-1、MEL-2およびH1などのライセンス取得済みhES細胞株で検査済みです。これらの細胞株は顕著な分化を伴わずに多数回の継代培養が可能であることが、細胞形態やマーカー発現パターンおよび核型解析データにより証明されています。HEScGRO培地を用いて培養した細胞はさらに、各種細胞系統に分化しやすいことも示されています。

HEScGROで培養したhES細胞は細胞特性の多能性を維持しています

形態

HEScGRO ACF Mediumで培養したMEL細胞株は、その未分化の状態を維持しています。一般的におこなわるアッセイでは5回以上継代しますが、形態と核型は20継代以上維持されています。

マーカー発現パターン

MEL-1およびMEL-2細胞をHEScGROで5継代培養後にも多能性マーカーを発現しました。アルカリフォスファターゼ、Oct-4、SSEA-3マーカー発現が確認されました。

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完全培地 - 追加は必要ありません

HEScGRO ACF培地はそのままご使用いただける形で提供します。bFGFや高価な血清代替添加物は必要ありません。組換えヒトbFGFをあらかじめ加えてあります。最適結果を得るにはフィーダー細胞が必要であり、これには不活化されたヒト線維芽細胞が推奨されます。

上の図はヒトMEL-1 ES細胞株をHEScGRO ACF培地で培養し何回か継代した後の陽性マーカー染色像を示します。左図はOct-4染色(オレンジ色)、中央の図はSSEA-4染色、右図は陽性のTra-1-60染色像を示します。

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HEScGRO Mediumでの培養5継代目のMEL-1細胞の形態(位相差顕微鏡像)。

HEScGRO Mediumでの培養5継代目のH1細胞の形態(位相差顕微鏡像)。

HEScGRO ACF Mediumを用いた8継代目のMEL-1細胞のアルカリフォスファターゼ染色。

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MEL-1およびMEL-2

早期継代ヒト胚性幹細胞
  • 早期継代細胞(継代数10)、研究時間を最大限に活用
  • 高い核/細胞質比
  • 10種類の細胞表面マーカーで完全に判定済み
  • 形態学的に確実に解明済み
  • MEF細胞と共に提供します
  • 知的財産制限なしで提供します



MEL-1およびMEL-2は、Australian National Health and Medical Research Council (オーストラリア国立保健医療研究委員会)より幹細胞樹立が承認されているヒト胚性幹細胞株です。これらの細胞は少ない継代数で供給されるので、細胞株の安定な生存期間を最大限に活用する上で理想的です。継代数が多くなると核型の安定性が低下し、すべての細胞種をつくることのできる(形態やマーカー発現性により認められる)多能性(pluripotent)が変化して、限定的多能状態(multipo-tent)を示すようになる場合もあるため、研究に使用できる期間が制限される可能性があります。早期継代MEL細胞株は、多能性状態を安定に維持し、細胞を研究に使用できる時間を長くできます。MEL細胞株は識別しやすい明確なコロニーとして増殖し、細胞はコンパクトで核/細胞質比も高く、核小体も明確に判別できます。これらの細胞株はHEScGRO Animal Component-Free Mediumを用いて大規模な試験が実施されており、多能性を完全に維持することが示されています。MEL-1の核型はXY、MEL-2はXXで安定です。

Product Specification

Mel-1 CellsMel-2 Cells
Passage No.P10-P12P10-P12
Karyotype Analysis46, XY
[p5 and p21]
46, XX
[p5 and p36]
Source不妊症治療に不要となり提供された凍結体外受精胚で、Australian National Health and Medical Research Council Licensing Committee (オーストラリア国立保健医療研究委員会ライセンス委員会)より幹細胞樹立が承認されています [ライセンス番号 309709]。
Derivation ConditionsFetal Calf Serumを20%濃度で加えた標準的なhES細胞培養培地[DMEM/非必須アミノ酸(1xl)/、β-メルカプトエタノール0.1mM/グルタミン2 mM]で培養したマウス胎児線維芽細胞をフィーダー細胞として樹立しました。
Microbiologyマイコプラズマ、HTLV-1およびHTLV-2、B型肝炎およびC型肝炎、HIV、Treponema palladium陰性
Morphology明確な境界のコロニー。細胞はコンパクトで核/細胞質比も高く、核小体も明確に判別できます。
Cell surface Markers
Oct-4
GCTM2
TG30 [CD9]
Podocalyxin
CD24
TRA 1-60
TRA1-81
SSEA-1
SSEA-3
SSEA-4
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In Vivo PluripotencySCIDマウスのテラトーマでは、内胚葉、外胚葉、中胚葉が認められる代表的な胚葉が誘導されました。

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